世界と戦う

ブログの更新も久しぶりになってしまいました。
年が明けても、コロナは収束の兆しが見えず、落ち着かない日々を過ごされていることと思います。ついネガティブな思考になってしまいそうですが、そんな日々の中にもポジティブな、逆に今だからこその出来事もあったりします。

先日、当院勤務の福場駿介先生が、ある海外のCase competitionに症例を出し、見事 Winnerとして選ばれました。写真のようなhopelessな歯を色々なテクニックを駆使して保存した症例で、海外の人々に驚かれたのでしょう。そしてここからが大変なところで、WinnerはZoomを使ってオンラインで症例発表をし、その後にディスカッションをする(もちろん英語)という苦行が待ち構えています。
発表は何度も練習をしたのでしょう、とても素晴らしく感動的なものでした。
しかしディスカッションになると台本はありません。まずは相手の質問を理解し、その質問に答える。英語を全く苦としない世界で活躍する教授陣からの容赦ない質問に、何とか耐えながら答えを捻りだし頑張っていました。反省点は多々あったでしょうが、聞いている方からすれば素晴らしく、大健闘でした。

世界と戦うには、やはり英語力が大きな壁となることを痛感しました。私はもう諦めていますが、若い先生方には英語力も蓄えて、いずれは世界と戦えるようになってほしいと思っています。