完全にタイミングを逃して今さらではありますが、先日の大阪なおみのグランドスラム２連覇は驚き、そして感動しました。競技人口の多いテニスの最高峰のトーナメントを制するのは、サッカーのW杯優勝に匹敵すると勝手に思っていますが、それをしかも２連覇ですから言葉もありません。
この試合でも見られたように、テニスはメンタルが非常に大事と言われています。特にシングルスはたった一人で戦い、相談相手もいないため、長い試合の中で浮き沈みがあった時に自分をいかにコントロールできるかが鍵になります。あの生きる伝説フェデラーでさえ、ジョコビッチでさえ、メンタルから崩れていくことがあります。
３セットマッチなら第２セット、５セットマッチなら第４セットを落とすとそのまま押し切られるというのが一般的かもしれません。
大分前になりますが、マルチナヒンギスがマッチポイントを握ってから勝ちビビりで巻き返されて、そのままグラフに敗退した試合を思い出しました。
その流れをよく巻き返して勝ち切ったと思います。
フィジカルもメンタルも強くなって、これからさらに経験がプラスされれば、今後どれだけ活躍するのだろうと、とても楽しみです。

強盗に襲われて利き手の負傷から復活したクビトバのスピーチも感動的でした。
大阪なおみはプレーでは日本人らしさのかけらもありませんが、優勝スピーチを聞くと日本人っぽさを感じてほっこりします。