林檎の秘密

年末に入り本の整理をしていたら、こんな本が出てきました。卒後まずは中古の一眼レフを買い、カメラのことを勉強しようと手に取った本でした。
わずか60ページくらいの薄い本ですが、写真の基礎知識がとてもわかりやすく解説してあり、何度も読み返したのを覚えています。

若い先生に読ませようと探していましたが、
”林檎の秘密、どこかで見なかった?”
と聞くと、たいていの人は
”え? マックの解説本ですか?”と聞き返してきます。

なるほど林檎といえば、今はやはりアップル。
この本が発売された2001年はそんなことを思う人は少数だったのかもしれませんし、今であればこんなタイトルは付けられないかもしれません。
それだけこの10年でアップルの知名度は桁違いに上がったということなのだと思います。
一方でこの本を出版したPENTAXはRICOHに買収されたことを考えると、なんだか皮肉なことです。