”風立ちぬ”はまだ見ていないのですが、チケットが取れたのでジブリ美術館に行ってきました。2回目の来訪になりますが、全体の雰囲気は然ることながら、細部にまで渡るこだわりには今回も本物を感じました。細部にこだわるからこそできる雰囲気なのだと思います。
今回、前回来たときに見れなかったジブリ美術館限定の映画を見ました。”星をかった日”というたった16分の映画でしたが、そのストーリーの壮大さ、描かれている世界観、それを盛り上げる音楽など、あまりの完成度に圧倒されました。
スタディーグループでの発表が20分と考えると、16分でこれだけの表現ができるものかと、本当に驚きました。見たらやはり監督は宮崎監督。引退しても美術館での短編作品はぜひ作ってもらいたいと思いました。
館内は撮影禁止でその理由は、”物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間を自分の目で見て、体で感じてください。そして思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい”とのこと。 細部にこだわっているからこそ、館内にはカメラを向けたくなる被写体に溢れているのですが、その理由は興味深いものでした。まさに宮崎監督の思いが詰まった美術館なのだと感じました。