院内ラボ計画 ①


最近では技工室すら作らない診療室が多いようですが、2年前の大改装のとき、なんとかこのスペースを確保したのも(この狭さで?という不安もありますが)、院内ラボ(技工室)を作りたかったからです。あれから何度か、”今年こそは”と誓ったものの、実現には至りませんでした。

まずは人が決まる目処が立たなくては、技工士にしか必要のないものを導入する気にはなれません。そこで、昨年夏頃より技工士探しを始めることにしました。
そこそこのものはそろっていますが、一から立ち上げの院内ラボに来てくれる人なんているのか?そんな不安を抱えながら、あとは流れに任せようと、こちらの事情は(技工士学校に)お伝えして、とにかく待つことにしました。
幸い、現在は外注ラボ(院外の技工士)で全ては成り立っており、特に危機感はなかったので、今年がダメでもまた来年、くらいの気持ちで待つことにしました。

当院の規模で、全ての技工を院内で済ませようとすれば、おそらく3人は技工士が必要です。しかしそのスペースはなく、今回の院内ラボの当面の目的としては、

①医院のシステムとして、間接法(被せものを作るステップ)の精度をさらに高めたい
②技工士がいなくては難しい様々な間接法のステップに取り組みたい
③技工、技工士と触れ合う時間を増やしたい
④技工のステップを院内スタッフにも知ってほしい

と考えました。
もちろん、勉強会の先輩方からいろいろとお話を伺う中で、院内ラボというスタイルに憧れたのも事実です。
そんな中、先日技工士学校からお電話があり、興味を持っている人がいるという連絡を受けました。
(つづく)

写真:現在の技工室 雑然としています・・・。