歯の型を採ってから石膏を注いで模型を作って被せものを作る・・・。
歯科では当たり前のように毎日行なわれている”間接法”には実は多くの落とし穴があります。つまり、非常に多くのことに配慮をしなくては、(ただ型を採っただけでは)お口と同じ状態を再現することは難しく、正確な被せものは出来てこないということです。
全て完璧に、というのは難しいのですが、色々な試行錯誤の上でできることからその改善に努めてきました。
その一環で、(アルジネートの)自動練和器を取り入れました。
歯の型を取るためのアルジネートは今まで、粉と水を素早く混ぜる”手練り”で行なってきました。(矢印)
しかし季節によって、練る人によって(鍛錬が足りないのですが・・・)差が出てしまうことに困っていました。
色々と悩んだ結果、その解決は自動練和器に頼ることにしました。
しばらくのデモ機期間を経て、ようやく新品が納品されました。心配をしていた置き場所も、一年前に新装したばかりの棚を破壊することなくピッタリ(ちょっとギリギリ)収まり、一安心です。
まだ改善すべき点はありますが、これで少しでも落とし穴が塞がって、正確な被せものに近づけばいいと思っています。