当院では画質にこだわり、デジタルではなくアナログ(従来の)レントゲン撮影を行なっており、半手現像装置を用いて現像、定着作業、そして既成のフォルダーにはめ変えて水洗作業を行なっています。
最近になって、その水洗作業や最後の乾燥作業中にレントゲンフィルムがフォルダーから落ちる、というトラブルが相次ぎました。
乾燥作業が終わり、患者さんごとにカルテにしまう前に、デジカメを用いてデータ化も行なっていますが、その際に(今までピッタリだった)枠との間に隙間が出来やすくなったことも気になっていました。
スタッフから”フィルムが小さくなっているのでは”と指摘され、”まさか!?”と思い昔のフィルムと重ね合わせて驚きました。約0.5mm~1mm小さくなっているではないですか。(写真:手前が新しいフィルム、黒いフィルムが古いフィルム)
どおりでトラブルが続くわけです。
最近になってフィルムのパッケージが少し変わり、画質が改悪されたということは聞いていましたので、最近よくある経費削減の一環か?と会社に問い合わせました。
サイズ表記もそのままですし、何の前触れもなく小さくしたとすれば、ひどすぎます。
会社の方曰く、サイズ変更はしておらず、製造上の誤差(±0.5mm)が低い方に出ているためだということでした。
海外(アジア?)で製造されているようで、しばらくはこのサイズのものが市場に出るだろうとのことで、当院にとってはとても困った話です。
すぐに(少しはましな)代品を送ってくれましたが、いつまで待てばいいことやら・・・。