マイクロスコープ

取った型(印象)の確認、被せもののフィット(適合)の確認、マージン、内面の調整・・・色々な場面で技工士さんはマイクロスコープを使います。
製作してもらうのは技工士さんでも、その調整からセットまで、技工物製作の一端(?)を担う者として、当院の技工室でもマイクロスコープを導入しようと思い、デモ機を借りました。
”ビジョンフレックス”というマイクロスコープで、アームが長く、自由に動かすことができることが利点です。
20倍〜40倍のレンズですが、被写界深度を深くするために、0.5倍の対物レンズを付け、10〜20倍の倍率になります。
以前少し使用していた治療用のルーペが3倍だったので、10倍でも十分にマクロの世界を堪能できます。
20倍ではシャーペンの芯先も巨大で、慣れていないと息苦しくなります。
しかし、より精度の高い被せものを目指して、様々なシーンで欠かせないものになりそうです。