先日オンラインでpublishされた私の論文が、ようやく雑誌に掲載されました。Quintessence internationalというアメリカの雑誌で、商業誌とは違い依頼された原稿ではなく、投稿して査読されてアクセプトされた論文が掲載されます。
驚いたことに、その表紙に私の論文の写真が出ていました。もっと他に(例えばレントゲン写真とか)あるでしょ?と思うところはありますが、何にせよ表紙に載せてもらったことは嬉しく思います。
何より、欠損補綴の第一選択がインプラントであろうアメリカの雑誌で、このように再植(hopelessの歯を一度抜いてきれいにして戻す治療)の写真が表紙に載るということに少し驚きました。
もちろん、どんな歯でもできる治療ではありませんが、適応症を見極めた上で、抜歯→インプラントに変わる選択肢として出てきたら面白いな、と思っています。
そして再植もそうですが、日本で欠損補綴の選択肢として最も一般的な義歯ももっと見直されるべきだと思います。
しっかりと設計され作られた義歯がどれほど有効か、アメリカはさることながら、日本でもまだまだ一般の方にも伝わっていないところが大きいと感じます。
そういうことを今後発信していかないといけないんだろうな、と感じているこの頃です。