大坂なおみ グランドスラム優勝

1日経った今でも、この瞬間を思い出すと込み上げてくるものがあります。遠い日本でテレビで観戦している1ファンがそうなのですから、現地がどんなであったかは想像に及びません。
日本人とはいっても、ほとんど国籍だけの話に近いので、”日本初”ということをそこまで騒ぐ必要はないように思いますが、ハーフであれ日本人が本場でここまでの結果を出せたということを本当に誇りに思います。

しかし残念だったのが、試合以外のことで場の雰囲気が荒れまくってしまったこと。明らかなコーチングを認めずにラケットは壊すは、暴言は吐くはの横暴ぶり。大坂選手がリスペクトしてやまない真のgreat championの姿はそこにはありませんでした。あんな異様な雰囲気になることがわかりながら、正しい審判を下した主審の勇気を讃えたいです。きっと帰るときも怖かったでしょう。。
50回記念大会でしかも新記録がかかったアメリカ人に勝って欲しかった気持ちはわからなくありませんが、表彰式まで続いたブーイングの嵐。そんな雰囲気の中、自分をコントロールし続けて冷静にプレーをし続けた20歳の精神力に驚きました。
優勝のスピーチでまず”こんな結果ですいません”と謝ってしまう謙虚さ、正直さも彼女の魅力です。

突如現れた新星がここからどこまで到達するのか、これからが本当に楽しみです。