診療内容
小児矯正
小児矯正について
子どもの矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、顎の成長や呼吸のしやすさ、お口の使い方といった機能の発育をサポートする治療でもあります。当院では、歯科医療を通して子どもの健やかな成長と、将来にわたるお口の健康を守ることを大切にしています。
当院の考え方
小児期は、顎やお顔の骨格が大きく成長する大切な時期です。この時期に顎が狭いままだと、歯が並ぶスペースが足りず、永久歯が正しい位置に生えにくくなります。
当院では、こうした成長段階に合わせて、顎の発育を助ける矯正治療を行っています。また、単に歯を動かすだけではなく、呼吸や舌、唇の動きなどの機能面にも注目しています。
正しい呼吸やお口の使い方を身につけることが、歯並びを安定させ、治療後の後戻りを防ぐために大切だと考えています。
治療の種類と特徴
小児期の歯列矯正は成長に合わせて段階的に行っていきます。主に乳歯と永久歯が混在する時期に行う一期治療と、永久歯が生え揃ってから行う二期治療に分けられます。
一期治療 乳歯列期から混合歯列期
一期治療の対象は、小学校低学年頃から永久歯が生え始めた時期のお子さんです。
顎を広げるための装置を使い、歯が生えるスペースを確保します。この顎顔面矯正により、歯の並びを整えやすくするだけでなく、鼻の通りを改善し、口呼吸から鼻呼吸へ導く効果も期待できます。
・費用の目安:330,000円〜440,000円(税込)
※顎顔面矯正は440,000円(税込)
・調整料:3,300円〜5,500円/回(税込)
メリット
- 成長を利用して顎のバランスを整えやすい
- 将来の本格矯正や抜歯を回避できる可能性がある
デメリット
- 成長期限定のため、開始時期が重要
- 装置の使用状況により効果に差が出やすい
治療期間の目安:1〜3年程度
通院回数の目安:約12〜36回。
成長スピードや顎の状態によって前後します。
二期治療 永久歯列 / 部分矯正
一期治療で整えた土台のうえに、永久歯が生え揃ってから行う仕上げの治療です。部分矯正から全顎矯正まで、歯の動きを細かく調整していきます。
一期治療でバランスが整っている場合は、二期治療を行わずに済むケースもあります。
●費用の目安:
部分矯正 165,000〜330,000円(税込)
メリット
- 気になる前歯など、必要な部分だけ整えられる
- 治療期間が比較的短く、負担が少ない
デメリット
- 噛み合わせ全体の改善には不向き
- 将来、全体矯正が必要になる場合がある
治療期間の目安:3ヶ月〜1年程度
通院回数の目安:約3〜12回
全顎矯正 / セラミックブラケット
全顎矯正 330,000円(税込)
メリット
- 歯並びと噛み合わせを総合的に整えられる
- 成長を活かした計画的な治療が可能
デメリット
- 治療期間が長くなりやすい
- 通院・装置管理の負担がある
治療期間の目安:1年半〜3年程度
通院回数の目安:約18〜36回
セラミックブラケット
メリット
- 白く目立ちにくく、見た目の抵抗が少ない
- 幅広い歯並びに対応しやすい
デメリット
- 装置が固定式で、歯磨きがやや難しい
- 破損リスクが金属よりやや高い
治療期間の目安:1年半〜2年半程度
通院回数の目安:約18〜30回
インビザライン / 歯並びの維持
インビザラインの場合は+220,000円(税込)
メリット
- 透明で目立ちにくく、取り外しができる
- 食事や歯磨きがしやすい
デメリット
- 装着時間を守らないと効果が出にくい
- 適応できる症例が限られる
治療期間の目安:1年〜2年半程度
通院回数の目安:約12〜30回
●歯並びの維持:33,000円〜55,000円(税込)
呼吸と筋機能のトレーニング
MFTについて
子どもの矯正治療では、装置による顎の拡大に加えて、口腔筋機能療法、またはMFTとも呼ばれるトレーニングも取り入れています。MFTでは、舌を本来の位置である上顎に保つ練習や、唇を閉じる力を鍛える練習を行い、口呼吸や発音の癖を改善していきます。
口を正しく使えるようになることで、
- 歯並びの安定
- 鼻呼吸の定着
- 表情や姿勢の改善
といった効果が期待されます。
これらの訓練は、歯列矯正後の後戻り防止にもつながる大切な取り組みです。
治療の進め方
当院では、矯正相談から始まり、精密検査、診断を経て治療計画を立てています。矯正装置の使用期間は、お子さんの成長段階によって異なりますが、定期検診を続け、成長を見守り、二人三脚で進めていくスタイルです。
相談から保定まで
1.矯正相談:初回無料
2.診査・診断:33,000円(税込)
3.一期治療から二期治療:必要に応じて
4.保定期間、歯列の安定:必要に応じて
長期間の治療になりますが、常に経過を確認しながら進めていきます。
始める時期の目安
一般的に、上顎の成長スパートは小学校3年生くらいまでに訪れるといわれています。
この時期を過ぎると、顎の骨が固くなり、拡大が難しくなるため、できるだけ早めの相談をおすすめしています。また、下顎が前に出るタイプの不正咬合、反対咬合は、未就学の段階からの対応が理想的です。
お子さんの成長に合わせて、治療を始めるタイミングを丁寧に見極めます。
よくあるご質問
子どもの歯列矯正はいつ頃から始めるのがよいですか?
小学校低学年頃、前歯が永久歯に生え変わる時期から始めるのが理想です。お子さんの成長に合わせて適切な時期をご提案します。
途中でやめるとどうなりますか?
途中で装置を外すと、治療の効果が不十分になったり、歯並びがもとに戻ってしまうことがあります。経過を見ながら状態に合わせたペースで続けていくことが大切です。
痛みはありますか?
最初は装置に慣れるまで違和感が出ることがありますが、多くの場合は数日で落ち着きます。
装置をつけたまま学校生活はできますか?
はい、問題ありません。取り外しができるタイプもあり、生活に合わせて調整可能です。