歯を残す・守る



あけましておめでとうございます。
今年は1月3日が休日当番、4日から診療スタートで例年に比べて早いスタートを切っており、連休明けの今日が本当の正月明けという方もいらっしゃるかと思いますが、こちらはすでにエンジン全開です。
ブログは急に連続して更新したり、そうかと思えばしばらく音沙汰ないことなどあるかと思いますが、細く長く続けていければと思っております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

写真はクインテッセンスという歯科雑誌の1月特別号です。
”歯を残す・守る”というテーマで原稿を書かせてもらいました。私が好きなテーマで楽しく書かせてもらいましたが、今回はどう1本の歯を残すかという話ではなく、いろいろ治療をして残すことはできたけれど、一口腔単位としてどう残すのか(どう補綴処置をどうするか?)という切り口で、
”二次固定(可撤性補綴装置)による歯の保存”
というタイトルの話を書きました。
初診時に予後不安な歯であっても、残すこと自体はそれほど難しくはないことはよくあります。しかし、100%でない歯をどう保存するかということについては、将来的なことなどいろいろなことを考える必要があります。
そんなときの一つの選択肢として、二次固定(取り外し式)の補綴処置は非常に有効で、その話を書きました。

著者は1名を除いて、全員40代前後の歯科医師です。臨床の方向性は違いますが、いろいろな雑誌でよく名前をお見かけする方や、すでに知り合いの方も数名います。
私たちのスタディグループではもう語り尽くされた話ですが、このメンバー(事前には知りませんでした)だったら他にこのテーマを書く人はいないだろうと思っていたら、少し違いますが、よく知っている先輩が術者可撤式(患者さんは外せない)の症例について書いていて、それは嬉しく思いました。

そんなわけで、今年も総合的な視点をもちつつも、たくさんの歯を残して、守っていければと思っています。