標本



8月に入っても、短かった梅雨を取り返すかのようなすっきりしない天気が続いています。我が家は夏風邪を2周くらい経験しましたが、風邪などひかれないようにお過ごしください。

ところで8月も中盤にさしかかり、夏休みは残り半分を切りました。小学生はそろそろ自由研究のことが気になる時期でもあります。
もちろん子供の宿題ですが(笑)、我が家も昨年より数十年ぶりの自由研究の手伝いを子供と一緒に行っております。
今年はお世話になった昆虫たちの標本作りをすることになりました。
左のアトラスオオカブトは採ってきたものではありませんが、あまりの美しさに死んでしまってからも保存してありました。死後時間が経つと関節が硬くなってしまい、お湯で3、4時間かけて柔らかくしてから標本作りをはじめました。最初はあれこれ指示を出すつもりでしたが、時間が経ったものは結構難しく、結局親の方が夢中になる始末でした。
そんなわけで親の作品は置いておいて、気を取り直して結局は近くで見つけてきた死んだセミを標本にすることにしたようです。羽を広げるのが楽しかったとか。(こちらは手伝っていません。)

昆虫は両生類などと違い、死んでしまってからも形が残りやすく、標本作りが可能になります。
ふと、何かに似ているなと・・・。

標本にしているわけではないですが、卒直後からいろいろな理由で抜歯になった歯はほとんど写真におさめるか何か記録に残すということを続けています。
すべて研究しているわけでは決してないですが、残念ながら抜歯になってしまった原因を確かめたりしています。
卒直後には抜歯してみて意外にしっかりとした歯根にショックを受けるなんてこともありましたが、そういう経験を何度かするうちにそういうことはほとんどなくなりました。
昆虫標本から抜去歯と少々飛躍しましたが、歯も抜歯後形がしっかりと残るという点においては似ているところがあります。
形作った昆虫標本は十分に乾燥させて箱に収納したいと思います。