地方へ引っ越されることになった患者さんから、素敵な写真集をいただきました。
”ロバート・キャパ写真集　Photographs”
ロバート・キャパは以前写真にはまった時に少しの間追いかけたことがあり、「ちょっとピンぼけ」も読んだことがありました。 数年前にNHK特集でロバートキャパを取り上げたときも見ました。 そこまで詳しいわけではありませんが、そのことは知らずに、”賭け”で送ってくださったそうです。
”キャパはフレームの中の人間が表情豊かで飽きません。俗に戦争写真家と申す人もいますが、彼の撮る人間はみんなあたたかい・・・”
その通りだと感じます。

疲れたときにでもパラパラとのぞいて下さい。
とありましたが、一度のぞくと止まらなくなります。
沢木耕太郎さんの解説にもありましたが、テクニックを駆使した写真ではなく、時代のその時を平明に切り取った写真が多く、本質的には写真家ではなくジャーナリストであった、ということがよく理解できました。

昨年から始まり先週完結した”新・映像の世紀”を見たことも、この写真集で描かれた時代背景を理解でき、タイミングとしてはこれ以上ないものでした。

すばらしい写真集をありがとうございました。