数ヶ月根管治療をしても治らない根尖病変の原因として、破折したファイルの残存があることがあります。
入り口近くでしたら簡単に取れますが、根尖付近ですとお手上げで、下手に治療を重ねると余計に奥に入ってしまうこともあります。
マイクロスコープを導入してから、そんな破折ファイルの除去が可能なことがあります。
今まででしたら諦めていたような破折ファイルも、除去できることがあるのでうれしくなります。
4月に導入してから、マイクロで破折ファイルの除去ができたのはこれで3例目です。
根管治療の方法も変わってきたように思います。
今までは根管をイメージしながら、ひたすらファイルで清掃をしていましたが、
マイクロを使うようになってからは、直接見ながらとにかく洗浄をよくするようになりました。
レントゲンの結果としてどう現れるか、まだ半年ですが、今後が楽しみです。