歯磨き粉の害


先日衛生士から、”ポケットの中から白いツブツブがたくさん出てきます”という報告を受けました。
原因は最近の新しい歯磨き粉に含まれている”ミクロスクラブ”のような成分で、実は大分前からこの問題は話題になっています。
これらは水で溶けないため、ポケットの中に残り悪さをするのです。インプラントの周囲粘膜でもよくみられます。
見つけたらすぐにその歯磨き粉の使用を止めてもらうのですが、わざわざ持ってきていただきました。
驚いたのが、右の細長い青い枠に書いてある注意書きです。
”スクラブ(粒子)が歯と歯ぐきのすき間、歯周ポケットやインプラントに入り込むことがあります。お口の状態にあわせて、歯科医院で歯みがき指導をうけましょう。”

つまりこの問題について、製造会社は把握しているということです。おそらくこのような指摘をたくさん受けて、注意書きを入れたのでしょうが、この一文で責任逃れというのもどうなのでしょうか。

昔からの歯磨き粉にはこういった成分は入っていないようですので、どうしても歯磨き粉を使いたい場合はそういったものや、ジェル状のものを選んでください。