先週末は横浜で国際歯科大会したが、この週は神戸で行なわれていた秋季歯周病学会に参加していました。
東京医科歯科大学が主幹なのになぜ神戸なのかはわかりませんが、神戸に行くのは初めてでしたので、願ったり叶ったりでもありました。神戸の町を楽しむ時間はあまりありませんでしたが、港町である横浜と共通点が多いと感じました。
先週の横浜もすごい参加人数だったと思いますが、今回の歯周病学会もものすごい人数で、聞いたところによると3300人も参加していたとか。
今回は臨床歯科を語る会の先生方も何名もポスター発表をされていて、それ以外にも多くの知り合いの先生方とお会いできました。
特に興味深かったのが、昨年火曜会で外来講師をされた鹿児島の永田睦先生の”セメント質剥離の病理組織学的検討”というポスター発表で、22年間で抜歯した歯のうちの107本について病理切片を作り、一般的にはまれな病変とされているセメント質剥離についてその頻度やパターンなどを性別、年齢、部位、抜歯理由など様々な切り口から分析されていました。
一開業医でありながらここまで深く分析をされる熱意とパワーに再び圧倒されました。
来年は春も秋も関東周辺だそうですが、またそのうち神戸で学会が行なわれることを期待したいと思います。