快進撃

こんな日が来るとは思わなかった・・・
そう思っているテニスファンは多いのではないかと思います。
錦織圭選手のテニス4大大会 全米オープンでの快進撃には本当に驚くとともに、多くの感動をもらっています。
足の手術を8月初旬に終え、大会出場も危ぶまれていた錦織選手は、ここ最近一気に力を伸ばしてきたとはいえ、ここまでの快進撃は想像もできませんでした。

ベスト4を決めた4日の全豪覇者バブリンカ戦の勝利で十分に歴史的快挙を成し遂げ、4強に名を連ねることになった錦織選手を本当に誇らしく思っていました。
しかし次は世界No.1のジョコビッチ。彼のテニスの完成度、勝負強さを考えると、正直なところここまでかと思うところもありました。

それが世界No.1を撃破してのグランドスラム決勝進出。
早朝の時間ではありましたが、世界No.1と互角以上の戦いをし勝利した瞬間は眠気も完全に吹き飛び、大いに感動しました。
もう20年以上テニスの4大大会は見続けていますが、大会最終日に日本人がコートに立ったことに感動を覚えずにはいられませんでした。

決勝は少し残念な結果ではありましたが、ここまでの快進撃で夢と感度を与えてくれたことに大きな拍手を送りたいと思います。
これを期に、トップ5いや頂点を目指して頑張って欲しいと思います。今後の活躍が本当に楽しみです。

ここ最近、トップ選手が往年の名選手をコーチに迎え入れる流れがあります。フェデラーはエドバーグ、ジョコビッチはボリスベッカーと私がテニスを見始めた頃に活躍していたトップ選手がコーチボックスに座り、その表情も楽しみの一つになっています。
決勝で当たったチリッチにはビックサーブで鳴らしたイバニセビッチが、そして錦織選手には頭脳派マイケルチャンがコーチを努めています。錦織選手の今年の急激な成長、そして今回の快進撃にはマイケルチャンの力が大きいと言われています。(身長175cmのマイケルチャンはその昔憧れていた存在でした。)
コーチとの二人三脚で、ぜひまたこの夢の舞台に帰ってきてほしいと願っています。