再来週の臨床歯周病学会では、昨年の秋に続いてポスター発表をすることになりました。ポスター発表といえば、2010年にハワイで行なわれたアメリカ歯周病学会が最初でしたが、このときは持ち運びがしやすいという理由で布ポスターを選択しました。しかしこのときも、持ち運びしやすいというだけでなく、布ポスターと光沢紙を比較すると布ポスターの方が色が忠実に再現されていました。
そして昨年の秋、最近は半光沢(つや消し)があるという話を聞き、あまり深く考えずに半光沢紙を選択しました。
このときはあまり時間がなく、試し印刷はなしで一発勝負で行なったのを覚えています。結果、色はイマイチで、納得がいかない結果となりました。
このときの経験を踏まえ、今回は早めにポスターを完成させ、試し印刷で印刷所と印刷紙の選定を行なうことにしました。
今回わかったことは、やはり印刷所によって色が違うということ。(使用しているパソコンのせいか?)
そして、やはり布の方が歯肉やレントゲンの色が忠実に再現されているということ。
(半光沢紙はコントラストが強く、赤みがかっている。)
一見半光沢紙の方が派手で目に飛び込んでくるのですが、色が違うのでは意味がありません。
こうしてフラッシュをたいて写真をとっても、布ポスターは光りません。(写真は試し印刷)
印刷所の方に言わせると、布ポスターは”持ち運びしやすい”という理由で選択される方がほとんどだということでしたが、それ以外の理由ででこれからもポスター発表をすることがあれば布ポスターを選択することになりそうです。
今回は十分に吟味したので、前回のようなことにはならなくて済みそうです。