ここ最近、院長室の電波時計の時間表示が狂って困っていました。電池のせいかと思い交換をしたり、手で時間を合わせたりしていましたが、しばらくすると勝手に誤った電波を拾ったのか、時間がおかしくなっています。
半分あきらめかけていましたが、ようやく原因がわかりました。
ホームセンターの時計売り場でこんな張り紙を見つけたからです。
”おおたかどや山標準電波送信所は福島原発の20km圏内にあるため、避難命令に従い、停波措置を取りました。”
日本の電波時計の電波送信所は、福島のおおたかどや山と九州のはがね山の2カ所存在するそうです。
おおたかどや山は福島原発の20km圏内にあり避難することになったため操業を停止していて、現在は九州のはがね山しか稼働していないということです。
電波時計の波長には40KHzと60KHzの2種類があり、おおたかどや山は40KHz、新しくできたはがね山は60KHzの電波を出しているそうです。新しい機種は両方を自動的に受信できるようなのですが、古い機種では40KHzしか対応をしていないようで、つまり現在は電波を受信できないということになります。
院長室の電波時計はどうやら古い機種だったようです。
新しい機種でも、九州の電波は夜中でしかも窓際でないと受信しにくいということでした。
原因がわかって安心しましたが、原発の影響は自然、農作物、流通、そして電波時計と意外なところにも広がってきているようです。