日に日に増していく死亡不明者の数、次々と明らかになる震災のあまりの惨状に、非常に心を痛めています。
被災地の方々のことを思うと、こうして普通に暮らせて診療も続けられることがいかに恵まれていることか、今さらながら気づかされます。
”足るを知る”
以前にも耳にしたことはありましたが、大先輩の金子先生のブログ(http://mypixy.exblog.jp/)に書かれていたこの言葉を目にして、今まさにその意味を痛感します。
”ありがたい、ありがたい”と言っていつも明るく生きている祖母のことを思い出します。
まずは使っていない電気は消す。そして足るを知り、小さいことに不平不満を言わない。被災地の方々のことを考えれば、足らないものなどありません。
原発も少しは落ち着いてきているようですが、福島に比べれば遠く離れた首都圏への放射能の影響は微々たるものです。外出をして浴びる放射能の量は飛行機で海外旅行に行くよりも遥かに微量で、タバコなどの害に比べれば遥かに少ない影響だそうです。あまり過敏になりすぎないようにしたい。
そんなことを自分に言い聞かせています。