この週末は、札幌で行なわれた日本臨床歯周病学会に参加しました。大学の先生を中心に構成されている日本歯周病学会とは違い、日本臨床歯周病学会は臨床家の先生(つまり開業医)を中心に構成されている学会です。臨床家と言ってもいろいろな派閥があり、どちらかというと歯周病の話題で講習会を行なっている様々なグループの方々が中心で回っているようでした。前回の30回大会は東京でありましたが、外人講師をはじめとして、それらのグループの先生方の派手な症例が華やかに提示されていました。
そこにきて、今回の札幌大会は趣向をガラッと変えてきました。”ペリオドンティストが歯を守る”というメインテーマを掲げ、”長期経過症例から歯の保存を考える”というシンポジウムでは我らが火曜会の千葉英史先生が、なんと会員外で講演をされました。これはきわめて異例のことらしいのですが、本当の歯周病治療は何たるかを披露していただいた素晴らしいご講演でした。
今回は他にも、近いグループの先生のポスター発表、シンポジウム、そして同じスタディーグループの猪狩先生がポスター発表で最優秀賞を受賞したりと、完全に会を盛り上げていて、とても誇らしく思いました。
町中ではさっぽろまつりや神輿などで盛り上がっていましたが、こちらも大いに盛り上がりました。