フラップ手術のすすめ

今日はむし歯の日ですが、歯周病のネタです。
先週末、東京で日本歯周病学会があり、それに合わせて
”フラップ手術のすすめ”という本が発刊されました。
10年前に発売された”はじめてのフラップ手術”という本のリメイク版で、初学者のためにというコンセプトの下、編著者である慶応大学口腔外科教授の中川先生に呼ばれて私も数項目を書かせていただきました。
中川先生とお知り合いになったのは数年前の歯周病学会でポスター発表をしたときに声をかけていただいて以来ですが、こんな形で関われるとは思ってもいませんでした。
このメンバーだと私だけ少し異色ということになるのかもしれませんが、私の他にも基礎の先生、その他いろいろなグループの方がいて、良い意味で偏りのない本に仕上がったように思いました。

初学者向けということで、ところどころにQRコードがあって、スマホをかざすとすぐに動画が見れるというのは、いかにも最近の本という感じがしますが、写真だけを見て想像を膨らませるよりも動画を見る方が情報量が圧倒的に多いのは間違いないようです。(以前火曜会が中心になった”歯膜活用術”はDVD付きでした。便利になりました。)

ところで表紙の挿絵、アメリカに留学されている歯科医師が書かれたそうです。私の原稿でも少し書いていただきましたが、この才能には驚くばかりです。術式や解剖に理解のある人が書く絵は写真よりもわかりやすいと感じました。

歯周病学会での評判や売れ行きも良好だったそうで、多くの方の手に渡ることを期待したいと思います。