当院に土曜日の午後勤務している芝多佳彦先生から、今年一年の別刷をいただきました。
4つのうち、研究の内容のものが3つと臨床の内容のものが1つ。臨床のものは私が推薦したものでした。
大学院を卒業するには論文を書き、学術雑誌に掲載される必要があります。大学院生の中には卒業するために雑誌のレベル(インパクトファクター)を落として何とか掲載されることを目標とする人もいる中で、芝先生は少し時間はかかりましたが、妥協をせずに歯科の一般的なレベルに比べて段違いに高いレベルの海外学術雑誌に掲載されました。
そして、その勢いで東京医科歯科大学の歯科で初めてのプレスリリースをし、2大歯科雑誌に論文を出しただけでなく、日本の歯科医師に最も読まれていると言われている日本歯科医師会雑誌にも論文を出しました。
大学院の卒業論文のネタでここまで活躍されたという話を今まで聞いたことがありません。
このまま研究の分野で活躍した方がいいのではと思う方もいるでしょうが、ここで1本臨床論文があるのが大事で、本人もこれからは臨床の方を頑張っていきたいと言っていたので、臨床の方でも今回の研究のように活躍してくれることを期待したいと思います。