自粛…いつまで



緊急事態宣言が出され、縮小診療になってから数日が経ちます。人の外出を控えるため、休診にしている医院もあります。政府の要請に従い、それに協力していくことは大事なことだと思います。

ただ冷静に考えたとき、いつまで自粛するのか?という問題があります。
緊急事態宣言は今のところGW明けまでとなっていますが、そこから人の動きが活発になれば、それまでに多少収束していてもまた再燃することは目に見えています。
かといって、それを止めるだけの権限もそれを保障するだけの力も今の日本にはないだろうと考えられます。
日本のコロナがたとえ収束しても、海外からの流入を解禁すれば、また再燃。。
結局はワクチンや特効薬が出るまでこの問題は止まないと考えられます。
つまり、この問題は長期化すると考えています。

歯科治療について言えば、定期検診が1ヶ月伸びても多くは不急(不要ではない)のため問題はないでしょう。
ただ、この先数ヶ月も伸ばすと心配な方はいます。
また、いろいろな理由で治療を始めた方については、ある程度進めていく必要があります。不急の処置であれば、数ヶ月先延ばしにすることは問題ありませんが、私たちとしても始めた責任もあって、今後問題が長期化して途中中断するにしても、ある程度のところまで進めていく必要があると考えます。

そう考えて、感染予防対策をしっかりと取った上で、
治療を進められる人は進めた方が良いと私たちは考えています。
待合室で人が密集しないように、開始の時間をずらしたり、不急の処置を先延ばしにして予約に余裕を持たせて、スタッフも患者さんも密集しないことを心がけています。
(感染の可能性が少しでも否定できない方に関しては、申し訳ございませんが、予約を先延ばしにさせていただきますが。)

歯科は密接という意味で(こちら側が)危ないと言われており、ニュースにもなっています。
しかし今のところ、歯科医院がクラスターになった例はあまり聞きません。(スタッフがどこか他のところで感染したり、感染した患者さんが来て自粛になったというところがあるとは聞きます。)もともと、器具の滅菌や、肝炎への対策など、清潔・不潔への意識は高く、今回のこの件でさらに徹底している医院が多いためと考えます。
外食の方がよっぽどリスクが高いのでは?!

長くなりましたが、縮小診療にしながら、当院では見れる患者さんは見て、始めた治療は責任を持って進めるか終わらせていき、また定期検診も必要な方は行いながら、
今後長く続くであろう新型コロナウイルスの問題に向き合っていきたいと考えています。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。